急な地震によって寝ている間に死にたくありませんよね。
大型地震はいつ起こるか分かりません。
大きな地震が来た時にタンスや冷蔵庫などの大型家具が倒れてくると圧死してしまう恐れがあります。
また死亡は免れても自分や大切な家族が大けがを負ってしまうことも考えられますね。
日本は地震大国なので、いつ大きな地震が来ないとも限りません。
自宅でできる最低限の地震対策はやっておきたいものです。
地震による大型家具の転倒防止アイテム2タイプ
タンスや冷蔵庫、食器棚などの大型家具を壁に固定するためのアイテムが各社から発売されています。
転倒防止器具には主に2タイプあり、1つは突っ張り型でもう一つはL字型。
それぞれの特徴は以下の通りです。
家具転倒防止アイテムその①「突っ張りタイプ」
写真のように家具と天井を突っ張ることにより家具が転倒しないようにしています。
突っ張り棒は伸縮性なので、天井から家具の高さに合わせて調節できます。
突っ張りタイプのデメリットと不安点
突っ張りタイプは家具と天井を固定することにより転倒を防止しますが、天井が柔らかい素材の場合は固定することができません。
家庭によっては天井は単に板を並べてあるだけの場合もあるので、その場合は突っ張りタイプは効果を発揮できないでしょう。
また構造上、上下の揺れには強いが横揺れ地震に弱いとも言われています。
アイリスオーヤマ 家具転倒防止伸縮棒ML ホワイト KTB-50
家具転倒防止アイテムその②「L字タイプ」
L字タイプは家具と壁を固定することにより家具の転倒を防止します。
L字タイプの中でも様々なタイプがあります。
②-1L字型の金具とネジで直接家具と壁を繋ぐタイプ
発想は単純で効果も期待できますが、壁と家具にネジ穴を開ける必要があります。
家具が木製の場合はネジで固定できますが、冷蔵庫のような木製でない家具には仕様できません。
②-2家具と壁をワイヤー・チェーン・バンドで繋ぐタイプ
発送としては①の延長で、L字の金具の代わりにワイヤーやチェーン、バンドで繋ぐタイプになっただけ。
家具と壁にネジ穴を空けることには変わらないため木製の家具に限られます。
また金具のように家具と壁を直接密着させないので、取り付け方によっては強い地震の揺れに耐えられない恐れがあります。
②-3ウレタン緩衝材を使ったタイプ
家具と壁を緩衝材によってホールドし、強い揺れにも対応したタイプです。
最新のL字タイプは粘着シートによって家具と壁を固定するため、家具と壁に穴を空ける必要がありません。
震度7にも耐えたという実績もある(阪神淡路大震災で実証済み)ようで、L字型の転倒防止アイテムの中では非常に人気があります。
地震対策・家具転倒防止アイテム突っ張り型、L字型どっちがおすすめ?
つっぱり型、L字型のどちらにもメリットとデメリットがあるので、天井の構造や素材、家具の素材に合わせて選ぶのが良さそうです。
突っ張りタイプは天井に強度がなければ使えませんし、L字型は家具に穴を空ける必要があります。
今のところ最もお勧めなのはL字型の中でも家具や壁に穴を空けず、揺れにも強いと評判の商品「不動王」でしょうか。
取りつけも簡単で家屋にも優しそう。
付け替えも可能なので使い勝手も良さそうですね。
家具の底に耐震マットでさらに補強すると安心度MAX?
地震対策に大型家具だけでも耐震補強は必要です。
突っ張り型、L字型にはどちらにもメリット、デメリットがありますが、そこにさらにプラスして、家具の底に耐震マットを敷きましょう。
小さなジェル状の耐震グッズで、好みの大きさに切って使うことができます。
このジェルマット単体でも震度7に耐えるそうですが、大きな家具(タンス・食器棚・冷蔵庫)の下に敷き、突っ張り、又はL字と併用することでさらに安心できます。
地震対策アイテムの使用についてのまとめ
日本に住んでいる以上、地震への備えは必須です。
阪神淡路大震災のような大きな地震では、体験者から聞いたところテレビやテーブルは倒れるのではなく、横っ飛びに飛んでくるそうです。
家具の重さは関係なく、とにかく家の中がめちゃくちゃになるんだそうです。
倒れてくる家具に押しつぶされないために、また避難経路確保の対策はしておくべきでしょう。
そんな大きな地震はいつか必ずやって来ると言われています。
自身でできることはしっかりやっておきたいですね。